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幻創文庫5月20日の新作は、官能小説1作品、一般文芸3作品、BL小説1作品、合計5作品です!!

こんにちは、幻創文庫編集部です!
少し遅くなってしまいましたが、本日の新着作品をご紹介いたします!

本日は、官能小説1作品、一般文芸3作品、BL小説1作品、合計5作品をお届けいたします!

道 第十三回 改革、そしてそれぞれの恋

一般文芸 / 椿童子

平成18年8月、県美術連盟の改革は遅々として進まなかった。

今や改革の中心となった副島は「新しい息吹」と題し、若手画家たちに新聞紙上で意見を述べる機会を設け、啓子にも意見を書くように求めた。
絵画教室の仲間の妙子に励まされながら、啓子はアメリカ留学時に学んだ、芸術に対し自由に意見を述べる素晴らしさを文章にまとめた。妙子は「素晴らしい文章だ」と褒める一方、副島と恋が芽生えている啓子をひやかしながらも応援した。

「改革」に取り組んでいるのは美術連盟だけでなく、雄介もそうだった。耕三は持てる知識、技術をすべて雄介に伝えた。しかし、満足するかどうかは、雄介に任せる耕三流。雄介は飽くなき向上心で修行にはげんだが、彼にも恋の季節は訪れていたようだ。
耕三は言う、「恋はいいが、女に溺れてはダメ。普通の生活の中に感動がある」と。

柴崎のスキャンダルにより内部改革を迫られた県美術連盟は、前田画廊の福島を筆頭に抜本的改革を目指すが、思うようには進まなかった。
そんな中、新たな対策として、福島から新聞への寄稿を依頼された啓子は、戸惑いながらも自らの経験を文章に綴る。福島の情熱を見た啓子は、その意外な一面に心を動かされるのだった。
一方、雄介は耕三のもとで日々修行に励んでいた。日々の充実と感謝から良き感性が生まれるという耕三は、雄介の恋にも鋭く切り込むのだった。
椿童子さんの「道」第13話です!!


cat ~その想い~ 5

一般文芸 / 時御 翔

 梶原、富士、坂下、柴田、林、市来が昼休憩からもどる際に、岱馳をみつけた。猫がいることに視線が移る。ありえない光景に、同僚たちは興奮していた。
特に、柴田 明日香が猫が好きなのか、これまでにないほど感情が高ぶっていた。
猫との出会いなどの経緯を話すも、女たちがどうしてもこういうカワイイものを見ると、想像力を膨らませすぎるところが厄介だった。
いちいち質問が多く、それでいて勝手に猫を中心にして話を盛り上げるのだ。
そんな中、坂下は冷ややかな目をむけていた。
猫で盛り上がっている場合ではない。会社にきたなら仕事が優先だ。といっているような見下している目つきだった。それは岱馳の不甲斐ない態度にむけられていたことを、わかっていた。

猫に名前をつけていないことに、同僚たちは適当に名づけようとしているが、岱馳にとってはどうでもいい。猫、と呼べばくる。ただの野良猫。いついなくなるかもしれないというのに、わざわざ名前をつける必要もない。
“我輩は猫である、名前はまだない“。なんかの作家であったな。だから夏目でいい、といったが、梶原が却下した。

この日は初日ということもあり、これといってトラブルもなく仕事が終わる。そして、猫と帰宅する。
これが毎日になると思うと気が滅入るが、それも慣れるだろう。

”あれいらい”、岱馳は一人でいることに逃げている。仕事も休み、一人旅をして、どこか遠くへ行こうとする。それはまるで、あのひととの思い出にすがるようにして、止まった時間の世界に逃げ込んでいるようだ。
おそらく坂下は、そういう岱馳の考え方が好かないのだろう。

ひょんなことから子猫を救った岱馳。それ以来、岱馳の後ろには常に子猫がいた。昼休みになり、子猫と昼食を取る岱馳を同僚たちが見つけると、子猫の愛らしさにちょっとした騒ぎとなるのだった。
そうして数日が過ぎた。子猫は相変わらず、岱馳にぴったりとついて歩く。
一年前、彼女を亡くして以来、孤独に沈む岱馳を、上司や同僚は気にかけていた。しかし、その気遣いさえも、岱馳にとっては苦しい枷になるのだった……
時御翔さん「cat ~その想い~」第5話です!!


Dollデス Ⅳ

一般文芸 / Nagisa

第二、第三の死体が発見されると、警察側にも犯人像が明確になりはじめていた
重要な情報も入り、犯人へと近づいて行く

洋タンスと和箪笥に詰められた遺体──
常軌を逸した殺人事件を追う警察をあざ笑うかのように、第三の遺体が発見される。しかし、その遺棄状況は前の二件とは異なっていた。一見、それまでの事件とは無関係とも見えたが、豊岡刑事は同一の犯行グループによるものとみていた。
一方、究極の理想を求めて計画を実行する翔英、佐和、三好の三人は、思い通りに進まない計画に苛立ちを募らせていた。
定まらない犯人像に行き詰まる警察に、しかし、意外な証言がもたらされるのだった。
──凄惨な殺人事件の裏側に沈む、底知れない闇を追う──
Nagisaさんの「Dollデス」第4話です!

※本作には残酷なシーンや性描写が含まれます。特に性描写につきましては、それ自体が主体ではないため、年齢制限を設けておりません。ご理解の上お楽しみください。


主夫になった男(12)

官能小説 / 真田リョウ

松田さんに連れられ訪れた居酒屋にいたのは、彼女の隣に住む奥さんだった。
彼女が仕事をするこの居酒屋で、松田さんの仕掛けたとあるゲームに、俺は興奮を隠しきれないでいたのだった。

雰囲気の良い居酒屋の個室で繰り広げられる痴態──
注文を装いながら、店員であるひとみに恥ずかしい行為を要求する吉川。松田美桜の有無を言わせぬ雰囲気に、ひとみは注文ごとに工夫をこらすのだった。
注文した品が届くまでは、密室で濃厚な口づけを交わし、互いの官能を煽る。次にひとみが持ってきた一品は「黒豆の和風ヨーグルト」であった。ひとみの黒豆のみならず、美桜の黒豆もたっぷりと味わった後、吉川が次に注文したのは「アワビを使った料理」。
はたして、ひとみが運んできたのは──
真田リョウさんの長編官能「主夫になった男」第12話です!


さよならオナニー 後編

ボーイズラブ / 鞘いつこ

セックスフレンドとの行為を盗撮した写真を、四年も前から一人息子の棗が持っていた。
すでに関係を終えたセックスフレンドの恋人が盗撮したものだろうが、自宅のポストに入れられていたその写真を、一人息子の棗はすでに見ていた。父親のだらしない痴態を、息子はすでに知っていたのだ。
それだけでも言葉を忘れるほどの衝撃なのに、その上、征一の知らないところで、母子間に深い亀裂が生じていたという。
棗が自室のパソコンに保存していた、インターネットで集めたゲイ画像を、母親が偶然見てしまったのが、亀裂の原因だった。
同性愛者である息子を拒絶する母親の目が辛くて、棗は家族三人での生活に怯えていた。そのため離婚話には正直安堵したという。
それに、盗撮写真のおかげで父、征一を見る目も変わった。
「父親とアナルセックスがしたい」、と思うようになったのだ。
そして征一も、いつしか「父と息子」以上の愛情を抱いてしまった棗の要求に、頷いた。

妻子を持つ警察官でありながら、アナルへの刺激を忘れることができない征一。妻との離婚後は、息子・棗とふたり暮らしとなった。
ある日、棗からセックスフレンドとの痴態を写した写真を突きつけられた征一は、衝撃に言葉を失う。しかし、棗は征一を責めることなく、そんな征一のみだらな姿に性的な魅力を感じると言うのだ。
父子愛を超え、ひとりの男として互いを求める征一と棗。禁断の関係を結ぶことに葛藤しながらも、深い愛で繋がる父と息子のディープなラブストーリー
鞘いつこさんの「さよならオナニー」後編です!!


以上、5作品でした!
どうぞ素敵な読書タイムを^^

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